reportレポート
2018.12.25
福島県青年会 視察研修を開催
地域共生社会の実現に向けて、秋田県鹿角市で先駆的な取組を実践する社会福祉法人愛生会について学ぶため、福島県青年会では初めて視察研修を実施しました。
今回は下記の4つの内容について視察を行いました。
- 特別養護老人ホームやデイサービス等のサービス内容や施設の設備環境等について
- 特養の機能(洗濯や厨房)を地域へ開放する取組(『Bio Bento’s Laundry Service(洗濯代行サービス)』や『びお弁』等)について
- 湯都里(老人福祉センタ―)の施設見学
- 社会福祉法人としての戦略や広報理念について
同研修を通じて、「デイサービスを利用する際に洗濯物を持参し、洗濯代行サービスを利用し、帰りに『びお弁』と洗濯後の清潔な衣類を持ち帰り、夜は自宅でゆったりと過ごすことができるようになる」など、特養の機能を開放することで、自宅に住み続けたいと願う高齢者のニーズを満たすことができる取組の重要性を理解することができました。 また、この取組は高齢者のニーズに応えているだけでなく、地域の共働き子育て世代の家事の負担軽減等にもつながっており、特養の機能を開放することは、地域の「生活インフラ」の整備へとつながり、生活の質の向上、家族と過ごす時間づくりなど、さまざまな世代の生活に大きなプラスを生み出すことができる力を秘めていると感じました。 そして、愛生会が実践する広報戦略からは、法人の想いや取組を知ってもらうため、ホームページやSNSなどを活用した情報発信のみならず、地域や学校などに積極的に出向き、直接想いを届けるなど、さまざまな機会を通じて自法人をアピールしていく大切さを学ぶことができました。
(報告・福島県青年会 加藤 貴大)
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