reportレポート

活動紹介
【静岡県青年会】令和3年度静岡県社会福祉法人経営青年会第1回会議(勉強会)を開催!

令和3年5月7日(金)に、静岡県社会福祉法人経営青年会の会員として研鑽を積み、社会福祉法人経営に関する研究、会員間の情報交換や未来の福祉を創造するための学びを得ることを目的として、標記研修会を開催しました。

特に、今回は、「福祉×サスティナブル」というテーマで、社会福祉法人湧泉会理事長の三井洋平氏を講師にお招きし、講義いただきました。

湧泉会のサスティナブルを意識した取組として、特に以下2つの取組が印象的であり、当日参加された会員の法人経営、事業運営や職場環境整備等に非常に役立つ内容でした。

1.より良い職場風土の構築に向けた取組

 湧泉会の「伝えなければ伝わらない」という考えのもと、法人・施設内外に対し、InstagramやTHANKS CARDというツールを積極的に活用し、法人・施設の取組の浸透や存在価値を高めていきました。その中でも、より良い職場環境をめざし、職員等にとって働きやすい職場となるよう、THANKS CARDを用いて、日頃の感謝等を職員間で伝えあう取組を実施しています。その結果、年間で約2,000枚もの「ありがとう」という言葉が行き来する職場になり、職員の定着にもつながっています。

2.福祉施設における資金運用の取組

 取組に関する講義の中で、特に印象的だったのが、福祉施設の資金運用は、一般企業の資金運用と異なり、投資する価値を具体化しきれていなかったり、外部環境の変化等に細かく対応しきれていない等の課題があるように見受けられるということでした。そこで、以前に証券会社に勤務経験のある三井氏は、「論語と算盤(道徳と経済)」という視点のもと、長期投資、非課税、資産分散、インフレリスク、ネガティブ本能、セロトニン、マスコミ等のキーワードについて、福祉施設の資金運用を考えるうえで重要と述べていました。

以上のことから、社会福祉法人・福祉施設がこの先、存在価値を見出し事業を発展していくことが、福祉業界全体のサスティナブルにつながり、さらに、社会への貢献になることが学べました

(報告・静岡県青年会 高木 威一郎)

最新記事
ページTOP