reportレポート
全国青年会は10月26日・27日の2日間、広島県広島市にて第26回社会福祉法人経営青年会全国大会を開催しました。今年度の全国大会は、「じだいをつくる~福祉の次世代の人材育成」をテーマに掲げ、約400名にご参加いただきました。
1日目
基調講演では、村木会長が福祉業界を取り巻く現状に触れ、時代の変革期、転換期にともに悩み、考え、行動するための全国青年会の今後の活動について発信しました。
講演1では、プロ野球解説者の達川 光男氏に自身の野球人生や、宮島をはじめとした広島の魅力について講演いただきました。
続いて講演2では、株式会社八天堂ファーム 代表取締役 林 義之氏に、商工農福連携に至った経緯や経験について、成功・失敗の両面からお話しいただきました。
2日目
2日目には、全国青年会の3委員会が企画・運営を担当して分科会を開催。
第1分科会(担当:法人経営・事業展開検討委員会)では、今後の法人経営にとって重要な視点である健康経営について解説し、7名の登壇者によってトークセッションを実施。社会福祉法人が生き残るための方法や考え方について議論を展開し、人材の大切さを再確認しました。
第2分科会(担当:組織人材マネジメント委員会)では「心理的安全性」をテーマに、日々の業務で感じている課題について、組織力の向上や信頼関係構築等の視点から、課題を対処するためのアイデアや行動計画についてグループワークで意見交換を行いました。
第3分科会(担当:福祉施策研究・提言委員会)では、2名の実践発表をもとに、社会福祉法人をはじめとした多様な主体が一体となって地域生活課題の解決に取り組み、新たな価値を共創していく福祉の在り方について解説しました。
講演3では、オタフクホールディングス株式会社 代表取締役社長 佐々木 茂喜氏より、お多福グループで実践されているコーポレートガバナンス・ファミリーガバナンスやブランディングについて、地域の中で事業を展開することや非日常のなかで経験を共有する機会創出の大切さを講演いただきました。
社会福祉を担う一人ひとりの使命と役割を再確認し、次代の社会福祉法人のあり方を考える大会となりました。
(報告・全国青年会 事務局)