reportレポート
平成30年2月23日(金)に、国際ホテル松山(愛媛県松山市)にて、平成29年度中国・四国ブロック定例勉強会が開催されました。当日は56名の参加がありました。 はじめに、中国・四国ブロックの手束 直胤会長より開会挨拶があり、講義Ⅰ「地域の期待に応え続けるために~地域共生社会の実現に向けた制度動向と本会の取り組み~」と題して、全国青年会の塘林 敬規会長による講義がありました。 国は、高齢、障害、子供・子育て、生活困窮者の垣根を作らず包括的に支援していく「地域共生社会」の構築をめざしています。なかでも社会福祉法人は生活困窮者支援に積極的に参画し、法人を運営するうえで工夫を凝らした取組をしていってもらいたい、と塘林会長は声をかけました。 また、「地域における公益的な取組」について、その運用が弾力化されていることを解説し、対象となる具体的な取り組み例を紹介しつつ、ぜひ一つでも多く取り組んでいただきたい、と呼びかけました。 続いて講義Ⅱでは「中長期計画の必要性について」と題して、全国青年会社会福祉法人経営検討委員会の遠部 敦也委員長が講演しました。 中長期計画は報酬改定などの外的影響を受けて変更を余儀なくされることもあります。しかし、法人が向かっていく幹の部分は変わることは無く、計画を作成した後に、必ず職員間で計画の共有をするべきだ、と遠部委員長は強調しました。それをきっかけに、各職員が今後の方向性・やるべきことを考えることができ、主体的に仕事をすることにつながり、職場内の環境の活性化にもつながる、と説明しました。 最後に株式会社HDN専務取締役 中谷 藤士 氏に講義Ⅲ「人手不足の時代に勝ち抜く採用人材戦略」と題した講演をいただきました。 採用広告を作成する側から見た「採用の最前線と概要」「採用を成功に導く為の知識」「具体的な求人原稿の作り方」の3点を、演習を交えながら解説いただきました。 研修会は半日間と短いものでしたが、非常に濃密な内容を勉強することができました。
(報告・愛媛県青年会 副会長 窪田 元気(心生会))