reportレポート
2018.3.7
埼玉県青年会 平成29年度第5回研修会開催 「現役経営者に学ぶ福祉のリーダーとは」
平成30年2月16日(金)に、埼玉会館にて、「平成29年度埼玉県社会福祉法人経営者協議会 青年部会第5回研修会」を、28名の参加者のもと行いました。 埼玉県経営協の池田 徳幸副会長による開会挨拶の後、株式会社フォーサイツコンサルティング代表取締役社長の浅野 睦氏に、「現役経営者に学ぶ福祉のリーダーとは」をテーマにご講義いただきました。 浅野先生は、主にリスク管理を専門に活躍されています。現在の人材不足は福祉業界のみならず他業界でも10年前から話題となっていましたが、現状を見越してしっかりと準備していた企業はそこまで深刻な事態になっていないとのことです。経営者は3年先、5年先に起こることを予測していかなければいけないということをご教示いただきました。 また、社会福祉法人は地域における公益的な取組の実施が責務となったことに触れ、一般的には、セーフティネット事業や制度の狭間にあるニーズへの対応、地域のまちづくりの中核的な役割が求められているかもしれませんが、これからはジグゾーパズルのように正解の形がすでにあるものではなく、レゴブロックを作るように答えが設定されていないことに取り組んでいく意識が必要であるとご講義いただきました。たとえば、「なぜあのお店には行列ができるのか?」など折に触れて疑問に思ってみるなど、感情や感覚のようなものを研ぎ澄ませていく必要がある、との示唆をいただきました。 講義の後は、5つのグループに分かれ、自組織の「存在意義」や「絶対的価値」とそのキーワード、またビジョンの実現のために、何を、いつ頃までに、どのような戦略で行う必要があるか、意見交換を行いました。
(報告・埼玉県青年会 阿部 昇吾(名栗園))
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