reportレポート
関東・甲信越静ブロック社会福祉法人経営青年会は栃木県を会場に、2月8日(木)~9日(金)にホテルマイステイズ宇都宮にて平成29年度総会・定例勉強会を開催しました。各県の会長、役員、会員の皆さま、来賓の皆さまをお迎えし、総勢160余名を超える方々に参加いただきました。 テーマは「共生社会の創造―これからのコミュニティデザインを探る―」と題し、地域共生社会の実現に向けた取組みを推進していくために、私たち青年経営者に求められる知識や技術、関係機関とのネットワーク構築の必要性等、多くの学びを深めることができました。 講演Ⅰでは、studio-L代表の山崎 亮氏から「地域をつなげるコミュニティデザイン」と題し、デザイナーの立場から様々な実践をご紹介いただきました。 実際に地域がもつ力を引き出し、エンパワメントすることが、地域住民が主体的に動き出すきっかけとなります。そのきっかけがうまく働くようにデザインすることにより、社会福祉法人が地域における新たな役割を果たすことに繋がるとご説明いただきました。 講演Ⅱは「地域包括ケア推進に向けた医療と福祉のこれから」と題し、栃木県下野市に位置するつるかめ診療所の鶴岡 優子氏、日本社会事業大学院の鶴岡浩樹氏に講演を頂戴し、「つるカフェ」や「どこでも連絡帳」等の事例の紹介を通して、社会福祉法人の人材育成に多職種連携教育(IPE)の視点を取り入れるススメをいただきました。 2日目には宇都宮市の佐藤 栄一市長にご登壇いただき、「持続発展を目指した街づくり」というテーマのもと、住みやすい地域づくりは「次世代をつくっていくことだ」とご教示いただきました。青年会会員に響く講演であったと思います。今後、社会福祉法人の次世代を担っていく私たちに指針を示していただくような講演でした。
(栃木県青年会 会員 柏瀬 旬(渡良瀬会))