reportレポート
皆さま、こんにちは。総務広報委員会委員長の村木宏成です。 2017年10月から連載している『広報のい・ろ・は』、同年11月からスタートした『地域づくり まちづくり-私たちを地域にひらく-』が完結しました。 『広報のい・ろ・は』、『地域づくり まちづくり-私たちを地域にひらく-』では、それぞれ6回のコラムを通じて、法人の魅力を最大限に引き出す広報・PRの考え方や具体的な手法について、また「適切なつながりかた」をベースとした「自由な共生」の社会のあり方についてご教授いただきました。 このたび、第3弾のコラムとして、既存の制度では対応が難しい、いわゆる「制度の狭間」にある方がたの支援を中心に事業を展開するNPO法人あきた結いネット理事長の坂下 美渉(さかした みさ)氏に『無いものは創る~特別なことから自然なことへ シフトチェンジ~』をテーマにご執筆いただきます。 経済的な困窮、社会的な孤立を背景として、地域の生活・福祉課題が多様化、複雑化するなか、非営利性・公益性を有する社会福祉法人だからこそ、多種多様な地域ニーズに対して積極的に対応していかなければなりません。 NPO法人あきた結いネットは、地域で自立した生活を送ることが困難な方、さまざまな理由で生活に困っている方に対して、生活基盤を整えるための支援、居(居場所)・職(就労)・充(充実感)の視点を踏まえた支援を展開しています。 「知行合一」という言葉、ご存知の方も多いと思います。知識と行動は常に一つであるという王陽明の故事で、知ることだけではいけない、しっかりと行動も伴わなければならない、という意味でも使われたりします。坂下さんはまさにその「知行合一」を実践されている方だと思っています。制度の狭間で取り残されてしまった方たちへの支援を、「無ければ創る」という精神で実践されてきました。 私自身も「こうありたいな~」と、お会いするたびに思います。そんな坂下さんのコラム、ぜひお読みください。 著者:坂下 美渉(さかした みさ)氏 プロフィール 特定非営利活動法人あきた結いネット理事長 社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、相談支援専門員。 秋田市地域福祉活動計画策定委員、秋田県児童会館運営委員。 高齢福祉・司法福祉分野で働いた経験を活かし、平成25年10月にNPO法人設立。「秋田県で困っている人なくそう!!」をスローガンに身寄りのない方や生活困窮者、障がい者の支援に携わっている。長い物に巻かれることを嫌い、『声なき声』と向き合うことに全力を尽くす。今年(平成30年)で40歳。人生の折り返し地点! NPO法人あきた結いネットホームページはこちら
回 | 発行日(予定) | テーマ(案)/概要(時勢によって内容を変更する場合があります) |
1 | 平成30年10月上旬 | 第1回: 私のストーリー ~過去から今、そして未来へ~ なぜNPO法人を立ち上げたのか。過去の経験をどう意味付けして今があるのか。未来への道は、今のあなたが決めている。 |
2 | 11月上旬 | 第2回:NPOのさすらい旅 ~存在意義とは何なのか~ NPOに対する間違った認識が、私たちの活動に与える影響とは。 地域課題を解決するジレンマ。 |
3 | 12月上旬 | 第3回:ホームレス支援の現状から見えること 厚労省の調査では秋田県のホームレスは0人。では私たちは、いったい誰を支援しているのか。「声なき声」と向き合う。 |
4 | 平成31年1月上旬 | 第4回:法人の根っこ、しっかりありますか?~私たちの源流は何か~ 法人は何を大切にし、誰の幸せを願うのか。法人の理念、ミッション、ビジョンから読み解く。 |
5 | 2月上旬 | 第5回:親亡き後とどう向き合うか 8050問題。亡くなる直前まで誰にも頼れなかった親の気持ちから、私たちは何を感じ、どう動くべきなのか。 |
6 | 3月上旬 | 第6回:創り上げたものを壊す勇気 ~現状維持は停滞と同じ~ 人間の7つのバイアスから、自らの事業を振り返る。社会福祉法人が担うべき役割と使命について。 |
(総務広報委員長 村木 宏成)